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オペラ座の怪人 (2004年の映画) : ミニ英和和英辞書
オペラ座の怪人 (2004年の映画)[おぺらざのかいじん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ざ]
  1. (n,n-suf) seat 2. one's place 3. position 
: [かい]
 【名詞】 1. mystery 2. wonder
怪人 : [かいじん]
 (n) mysterious person
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
: [ねん, とし]
  1. (n-adv,n) year 2. age 
映画 : [えいが]
 【名詞】 1. movie 2. film 
: [かく, が]
 【名詞】 1. stroke 

オペラ座の怪人 (2004年の映画) : ウィキペディア日本語版
オペラ座の怪人 (2004年の映画)[おぺらざのかいじん]

オペラ座の怪人』(オペラざのかいじん、原題: ''The Phantom of the Opera'')は、2004年アメリカで製作されたミュージカル映画ガストン・ルルーの『オペラ座の怪人』の映画化だが、アンドルー・ロイド・ウェバーミュージカルの映画化と言った方が正しい。
== ストーリー ==
1919年、オペラ・ポピュレールにて劇場の備品を処分する公開オークションを開催する。ラウル・シャニュイ子爵は猿の形をした張り子のオルゴールを購入し、黒いドレスを着た年配のマダム・ジリーが悲し気に見つめる。競売人は次に、荒廃したシャンデリアを「オペラ座の怪人による奇妙な出来事」で重要な役割を担ったと紹介する。シャンデリアは輝きを取り戻し、屋根の元の位置にゆっくりと上昇し、1870年に時代がさかのぼる。
グランド・オペラ『ハンニバル』のリハーサル中、ムッシュ・レフェーヴは退職を決心し、オペラ座は芸術関連に全く経験のないリチャード・フェルマンとギルズ・アンドレに買収されたことを発表する。座付きソプラノ歌手のカルロッタ・ジュディチェリが新たなマネージャーたちのために歌い始めると背景が壊れて人々は劇場下の地下墓地に住むと噂される「オペラ・ゴースト」の仕業だと口々に語る。バレエのリーダーのマダム・ジリーはダンサーのクリスティーヌ・ダーエがよく稽古を積んでいるためカルロッタの代役を務めることができると提案する。マネージャーたちは渋々同意し、クリスティンが実際に歌ってみせると驚くほどの出来にマネージャーたちは納得させられる。
その夜、クリスティーヌの舞台デビューは成功し、マダム・ジリーの娘のメグに亡き父が生前言及した「音楽の天使」というミステリアスな指導者に稽古をつけられていると語る。クリスティーヌが楽屋に戻るとオペラ座の新しい後援者で初恋の相手のラウルが待っていた。2人は幼い頃にクリスティーヌがラウルにだけ明かした秘密の思い出話をし、クリスティーヌの「おとぎ話」を一笑に付し、ディナーに誘うがクリスティーヌはこれを断る。マダム・ジリー以外誰にも知られずにオペラ座の怪人はクリスティーヌを楽屋に閉じ込め、姿を現してクリスティーヌを地下の隠れ家に連れていく。
怪人はクリスティーヌへの愛を明かし、愛されたいと願う。怪人がクリスティーヌに、ベールをかけウエディング・ドレスを着たクリスティーヌの姿の人形を見せると、クリスティーヌは気を失って怪人はクリスティーヌをベッドに横たえる。翌朝クリスティーヌが目を覚ますと怪人が作曲をしているのを見つける。クリスティーヌは怪人に近付き、好奇心から怪人の仮面を外す。怪人は激怒し手で顔を覆い隠す。怪人は醜い顔を見られたためクリスティーヌを一生ここに閉じ込めると語り、美への憧れを明かす。怪人を哀れに思ったクリスティーヌは仮面を返し、互いを理解し合う。怪人はクリスティーヌをオペラ座に返すことにする。
その朝、マネージャーたちはクリスティーヌの失踪、およびオペラ・ゴーストからそれぞれに届いた、給料や劇場経営に関する手紙について心配する。カルロッタが戻り、クリスティーヌではなくカルロッタが『イル・ムート』で伯爵夫人を演じるのであれば想像を絶する悲劇が起きると書かれた手紙に怯える。フェルマンとアンドレはゴーストの警告を無視し、カルロッタに主演を任せる。その夜、怪人は公演を中断させ、自分に従わなかったことを批判する。
カルロッタは演じ続けるが、声がカエルの鳴き声のようになり、主演はクリスティーヌが引き継ぐ。バレエ上演中、怪人は舞台係チーフのブケーを首吊りにして舞台上に下ろしたため会場は混乱に陥る。クリスティーヌはラウルと共に屋根の上に逃げる。クリスティーヌは怪人の顔を見たことと怪人への恐れがある反面、怪人への哀れみも持つことを明かす。ラウルはクリスティーヌに愛を語り、永遠にクリスティーヌを守ると誓う。クリスティーヌはラウルの愛に応え、情熱的なキスをして2人はその場を去る。これを目撃していた怪人は悲しみに打ちひしがれる。怪人はラウルへの怒りを増し、2人への復讐を誓う。
3か月後、オペラ座で仮面舞踏会が開催される。クリスティーヌはラウルからの婚約指輪を着用している。舞踏会は赤死病の仮面の扮装をした怪人に中断される。怪人は自身が作曲した『ドンファンの勝利』の楽譜を持参し、マネージャーたちにオペラで上演するよう強制する。ラウルは怪人との戦いの準備のため一旦退室し、クリスティーヌは怪人に近付く。怪人は婚約指輪を見つけ、それを奪って床下に逃げる。ラウルは怪人を追おうとするが、マダム・ジリーに止められ、ラウルにだけ怪人の過去の話をする。マダム・ジリーがまだ少女だった頃、見世物小屋に行くと醜い子供が檻に入れられているのを見る。その子供は皆が見ている前で殴られ笑われる。小屋の主人が子供の顔を隠していた袋を剥ぎ取ると、子供の醜い顔が現れる。少女だったマダム・ジリーのみがその子供を哀れに思う。マダム・ジリーはその場をなかなか離れられず、子供が主人の首を絞めるのを目撃する。警察に追われながら、マダム・ジリーは子供の逃走を助け、オペラ座の下に隠れ家を見付けて、以来マダム・ジリーは彼をそこにかくまっている。
クリスティーヌは馬車に乗り父の墓を訪れるが、怪人がこっそり御者に代わる。クリスティーヌが出掛けるのを見付けてラウルが追い掛ける。クリスティーヌが墓地に到着し、父の死を嘆く。怪人はクリスティーヌを取り戻そうと、父が言及していた天使の振りをするが、ラウルがやってきて怪人を止める。墓地で剣による闘争が始まり、ラウルは怪人の剣を落として殺そうとするが、クリスティーヌが止める。怪人は怒りが増幅するが、クリスティーヌとラウルが去るのを見送るしかなかった。
クリスティーヌは怪人への恐れを口にし、ラウルに怪人は自分を捕まえるのをやめないだろうと語る。ラウルは怪人が作曲したオペラが上演されれば必ず姿を現すだろうと確信し、この時に怪人を捕らえようと計画する。『ドンファンの勝利』が上演され、クリスティーヌと共に主演として現れる。ラウルはただボックス席から見ていることしかできず、クリスティーヌは怪人の手中に入る。しかしクリスティーヌはまた仮面を剥ぎ取り、観客全員が怪人の醜い顔を目撃し、恐れて叫ぶ。怪人はシャンデリアを落下させてオペラ座に火を放ち、クリスティーヌを連れて逃げる。
怪人は隠れ家にクリスティーヌを連れ戻る。マダム・ジリーはラウルに怪人の住みかを教え、ラウルはクリスティーヌを助けに行く。怪人はクリスティーヌにウエディング・ドレスを着させ、再度愛を伝えて求婚する。クリスティーヌは怪人の見た目を恐れてはいないが、怪人の怒りや欲しいものを手に入れるためには殺人をもいとわないことを恐れていると伝える。その直後ラウルが隠れ家にやってきて、怪人はラウルを門に縛り付け、クリスティーヌが怪人の求婚を受け入れなければラウルを殺すと脅す。クリスティーヌは決めることができずに、怪人に情熱的なキスをして怪人は世界でひとりぼっちではないことを伝える。怪人は生まれて初めて人の愛に触れてショックを受ける。自分の残忍な行為を恥じ、怪人はクリスティーヌとラウルを解放し、二度と戻ってこないよう語る。怪人は小さな猿のオルゴールに癒される。クリスティーヌが怪人に近付くと、怪人はクリスティーヌへの愛を告げ、クリスティーヌは静かに指輪を外して怪人に返す。クリスティーヌとラウルが去ると、怪人は地下の隠れ家にある鏡を全て壊し、警察が到着する直前にベルベットのカーテンの裏にある秘密の地下道を通って姿を消す。メグは怪人の白い仮面だけを発見する。
1919年、年老いたラウルがクリスティーヌの墓を訪れオルゴールを置く。ラウルはしばらく静かにたたずんで帰ろうとすると、怪人がクリスティーヌに与えた婚約指輪が黒いリボンで結びつけてある赤いバラを見つける。怪人はまだ生きており、クリスティーヌを愛し続けているのであった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「オペラ座の怪人 (2004年の映画)」の詳細全文を読む




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